価値観

ドットメディアは、その存在のあり方を明確にすると同時に、全てのメンバーが自ら何をするべきかを理解し、自立的に意思決定して素早く動くための価値観として、バリュー (価値観)、そして、その価値観の体現をバックアップする組織のあるべき姿を体系的に示すもの、カルチャーデックを制定しています。

これからの未来の成功のために、私たちは日本の他の企業とは一線を画する独自の企業文化の醸成を強く推進していきたいと考えています。

本ドキュメントは、私たちが作りたい企業文化について詳細に書かれたものです。

私たちが常に最も大切にしていることは、トリッキーな戦略でもなく、頭脳明晰なプログラミングでもなく、「人」です。人に組織が付き、やがてそれらが事業に成り得るからです。つまり、人が先で、ビジネスモデルは後の経営方針を採用しています。日本中、世界中から同年代では圧倒的に優秀な若き力を結集させることを常に心がけて経営をしています。

価値観フィット人材: 良い人の定義

価値観の役割は「誰を船に乗せ」「誰に対して報酬をお渡しし」「誰を船から降ろす」ということを決めることの他にも、実はメンバー1人1人のキャリアの成長の可能性を極限まで高められるという効果があるのではないかと私たちは考えています。

私たちは採用するターゲットを「良い人」と共通の言語で呼んでいます。

では、「良い人」とは一体どんな人物なのでしょうか。

具体的に説明していきます。

価値観の不一致 = ローパフォーマーの可能性

たとえば、ここに「価値観」「スキル (入社後に主に身につける経験・業務スキル)」「意思 (あなたは何に成りたくて、何をしたいのか)」の3つの要素があったとします。

例えば上記のようなケースでは、その人は活躍できる可能性が極端に低い、いわゆるローパフォーマー ※1 とならざるを得ません。たとえ、その人に一般的に良いとされる価値観やスキル、そして意思が備わっていたとしてもです。

しかしながら、こうした考え方・価値観というものは、大人になってから経験をそれなりに積んでから早々に変えられるものではありません。

このような人材は、弊社の中では「良い人」に該当しません。

※1 : ローパフォーマンスを出してしまうということは、弊社の価値観にはフィットしていないというだけであり、他の会社ではご活躍いただけるはずだと考えています。

価値観の一致 = ハイパフォーマーの素質あり = 良い人

ハイパフォーマンスを出すスキル (またはポテンシャル) を持ち合わせ、価値観の合った状態で、自分の意思で意思決定ができる意思を持ち、それらが見事にシンクロしている。

したがって私たちは、価値観というものを軽視せず、インターンや新卒といった若手の時期から徹底的に彼らにこの考え方をインストールし、私たちなりに正しいと考える価値観に基づいて行動するように全てのメンバーに呼びかけています。

もし、いまのあなたの価値観と、上記のような私たちの考え方・価値観が合致する場合、あなたはドットメディアで働く際に、非常に活躍できる、いわゆる「良い人 (意思決定ができるハイパフォーマー)」になれる可能性が高いでしょう。

1.意思決定

一般的解釈

  • 自分の責任範囲でしっかりと物事を天秤にかけ自らの意思で決断を下すこと。
  • 経営者のやることである。責任に見合った報酬が少なく、その必要性に欠ける。
  • 決断、判断、決めを意思決定と区別することなく使用している。(ex) ボタンの色を青にするか、赤にするかも意思決定と呼ばれる。

私たちの行動

  • 自らの責任を背負い、機会をとる。
  • 取る責任に比例する権限を取ったものが得られる自由権利を得るためのソフトツール。
  • 短絡的ではなく、長期的 (ロングターム) 戦略思考を重要視して意思決定をする: 短期的にものごとを決して考えることなく、長期でじっくり腰を据えて方向性を見失わなければ、いずれ勝利をすると決めて取り組む。弊社の組織は、他の戦略的優先変数が無い限り、常にその答えを長期的利益に求め、優先させる。
  • その意思決定内容を重視するよりも、決めた後に意思決定を正解に持っていく。
  • 覚悟をする。
  • 恐れぬ勇気・リスクテイクをする。
  • ロングタームの影響度合いを知り、予測をする。
  • 大胆な目標に向かって成功、ときには失敗し、そこから学び、恩恵を受ける。
  • 感情ではなく、数値・データにより意思決定をする: (時には感覚でしか決めれないケースがある) 判断に感情を入れず、自分の感情を理解し、体得し、空気のようにコントールすることができれば、勝利につなげることができる。
  • 「判断」や「決め」等を意思決定と区別する: 判断: ボタンの色を青にするか、緑にするか…etc or 決め: ラーメンを食べるか餃子を食べるか…etc
  • その意思決定に合理的に効力を及ぼすために「説明責任」が伴う決断をし背負う。
  • その失敗を失敗や成功であると振り返り、反省できる意思決定基準を持つ: 世の中の大半の人たちは私も含めて元来「どうすれば自分の意思決定をより良くできるだろうか」と考えるように教育されておらず、教えられる機会もありません。そもそも意思決定自体のアウトプットが重要なのではなく、どうすれば意思決定のアウトプットをよくできるインプットを入れれるか?がさらには重要です。
  • 意思決定に知識幅を持つ: それだけでは十分ではなく、実体験から学びを得ることはもちろんのこと、多岐にわたるジャンルでの学習、特に、哲学的思考、つまり、本質的思考等も必要になる。

2.執着とコミットメント

私たちの行動

  • 一度覚悟を持って決めたなら、最後までやり切るまで責任を持ち続ける。
  • 圧倒的な使命感 or 劣等感を武器に、レバレッジをかけてコミットする: 身体の奥底深くにある、ポテンシャルをも凌駕する真のビジネスを突き動かす根底の力を私たちは信じています。仕事に突き動かす何よりの原動力であり、モチベーションの源泉となる、情熱 (エナジー) です。
  • 情熱の種類: 情熱には、2種類の情熱があります。
    • 使命感 (陽・光): 愛・臨死・共同体・圧倒的頭脳等の強い社会に対する、or 誰かに対する正の意識が働いている。
      • 社会を本当の貧困の社会から救う。
      • 世界の頭脳をすべて AI に置き換え、最愛の人を AI で再現し、恋愛不可能者の未来を変える。
      • アバター社会を浸透させ、顔や外見の悩みを持った人でも誰でもスターの階段を登れる道を作る。
      • 地球の効率化はすべて 2060 年までに完了する。その次をいまから目指す。
      • 情報革命で10兆円産業を作り、世界の貧困問題を金で解決する。 … etc
    • 劣等感 (陰・影): 貧乏・国籍・外見・異性へのモテ・家族・学歴・いじめ…等圧倒的に他人が経験していないことをどんなに深く、そして強烈に経験している感覚。このような圧倒的な過去・そして現在、未来に対する “劣等感” は何よりも人を強く突き動かす原動力になると信じている。
  • 脇目も振らずに振り切る。
  • ネバーギブアップ ー 何があろうとも、成功するまで失敗ではない。

3.行動バイアス

対極にある解釈

  • 合理的悲観論者である:
    • 10年後に数億円と自由が手に入る可能性がある未来と、大手商社で海外転勤後、家賃補助付きで働くことを選べと言われたら、後者を選ぶ。
    • 確実に増える5万円と、50%の確率で当たるかもしれない10万円を選べと言われたら、前者を選ぶ。
  • 完全に議論し終わって承認が降りてからでなければ動くことをせず。80%, 90% 発進意識。

行動バイアスの行動

  • 合理的楽観主義者である:
    • 確実に増える5万円と、50%の確率で当たるかもしれない10万円を選べと言われたら、後者をも検討に入れられる。
    • 10年後に数十億円と自由が手に入る可能性がある未来と、大手商社で海外転勤後、家賃補助付きで働くことを選べと言われたら、前者をも検討に入れられる。
  • 実際に多くの意思決定や行動は可逆的であり、事前の深い思考はそこまで必要ないので、計画よりも、実行力に重きを置く。中でも、実行スピードに重きを置く。
  • アウトラインを描き仮説を考えたら、あとは実行・検証反省のPDCAサイクルをぐるぐる回す。仮説がなければ解くべき問題提起を誤るので注意する。
  • プロアクティブに、アクティブのその先を追いかけ、それでもさらに高みを目指す。

4.高効率と高付加価値

私たちの行動

  • 目的思考: その仕事は何のため行っているのか。結果として何を創出するのか。常に解くべき問題を意識し、仕事の目的 (= ゴール地点) を見定め、大胆に行動する。
  • 付加価値思考: 正味価値として、成果に直結するインパクトを与えられている価値行動を正しく、効率的に行う。
  • エッセンシャル思考: たった1つのエッセンシャルを導き出す。直近のありとあらゆる問題点からクリティカルヒットポイントを自ら特定し、インパクトの高い改善点に対して対応策を素早く当て、改善しようとする。その結果、組織全体としては徹底的に無駄を省き、大きな成果を出すことができる。
  • 客観思考: ものごとの判断基準を客観的に求めることに努める。個人的主観ではなく、客観的データや市場原理原則から相手を説得することができなければそれは仕事ではない。

5.好奇心と学習

私たちの行動

  • ありとあらゆることに関心を持ち、吸収できる。
  • 古い考え方をさっさと捨てて、次に素早くアップデートできる。
  • 学習目的を設定できる。
  • 学習を実行できる。
  • 学習の時間管理をできる。
  • 学習を現場に応用する。
  • 学習において、メタ認知ができる。
  • 内省ができる。

6.正直

一般的解釈

  • なんでも嘘ごまかしなく「正直に伝える」場面での意味解釈が主にされている。

私たちの行動

  • マネージャー、同メンバー、クライアントなどからのフィードバックを受け入れ、すぐさに改善し実行する。
  • 口頭や書面による合意をいかなる場合も守る。アポイントの約束、期限の約束、責任目標の約束、いかなる約束にも適用される。
  • 口頭コミュニケーションにおいて、相手を理解し、理解されることができる。
  • 文章によるコミュニケーションで相手を理解しつつ、こちらの意図も理解されるよう、異なる相手に対して文章で上手く考えを伝えることができる。
  • 信頼を獲得し、秘密を保持する。
  • 政治的に都合の良いことだけでなく、組織にとって、相手にとって、そして自分にとって常に何が正しいかを信じ、正しいことをする。
  • 率直かつ正直に話す。

7.利他

私たちの行動

  • 他人/他人の目標達成のために、時間、労力、資源を提供する。
  • チームプレイ、周りとの協調、そういった経験を大事にしている。
  • チームプレイ、周りとの協調がそもそも好きである。

8.最高水準

  • 自分なりのこだわりを持ち、やりきった…! と言われるところまで絶対に手を抜かずにやり切る。
  • 2番で満足せず、No,1 水準を目指す。
  • テキストの正確性、プロダクトの完成度のデザイン、等細部までに気を配れる。またはそうしようと意識する。

9.イノベーションとシンプル化

一般的解釈

  • 革新的でこれまでに無かったものをイノベーションと解釈する。 (ex) Tesla 等だけをイノベーティブなものとイメージしている人が大半。

私たちの行動

  • これまでに無かった斬新的発想を入れ込み、問題解決ソリューションに新しいソリューションを混ぜて解決ヘ導く姿勢・考え方ができる。
    • 戦略イノベーション: 全 IR に目を通すだけでなく、ほとんどの競合のビジネスを把握。この結果、従来とは違ったアプローチの解決策を導き出した。
    • オペレーショナルイノベーション: AI の研究を誰よりも徹底的に行なった結果、好きがこうじて、従来の業務効率の1/10に落とし込む事に成功。目新しい改善というよりも、努力の結晶で当たり前をただ当たり前にイノベーションする。
  • ものごとの常識を疑う: 物事を本質的に捉え、抽象的に考えながら、そもそもこれって目的から考えた際に、最適なのだろうか?と常に考える。
  • 変化へのオープンマインド: 新しい考え方や提案に対してオープンであり、変化に抵抗せず、ポジティブリアクションができる。
  • クリエイティブ思考を持つ: クリエイティブ思考は以下の3つの要素を持っている。
    • インプット力: 数あるパターンをパターン認識をし、大量にインプットを打ち込めるタイプである。
    • 試行錯誤力: 大量のインプットから引き出しを組み合わせ、試行錯誤を諦めずに続けることが得意である。
    • 発想力: 大量のインプットからひらめく力が人よりもあると思う。

カルチャーデック

当社の文化の象徴でもあるカルチャーデック。

当社が大切にする価値観をすべてのメンバーが自ら主体的に行動に体現化できるよう、また、採用において価値観に合った人を船に乗せ、前に進み続けることができるよう、価値観の醸成をサポートする考え方を言語化し体系化したドキュメントです。